名高　女性はもともと目元やお顔全体のメイクに関心が高いでしょうし、それはこれからも続いていくのかなと想像しています。男性の美容について、望月代表はどう思われますか？　最近の人たちを見ていると、男性もとても美容への意識が高いようですし、今後男性のお客さんも増えそうですよね。
 
望月　そうですね。例えば、Mattさんほどつくり込む方は少ないかもしれませんが、昨今はK-POPが流行った影響もあって、男性陣もメイクに興味を持つことが珍しくなくなったのは確かだと思います。自分でやってみるのはもちろん、今後はプロにメイクしてもらいたい人も増えてくるでしょうから、取っかかりをスムーズにしてあげたいですね。
 
名高　それは頼もしい。今後の話が出たところで、望月代表のこれからの抱負をお聞かせください。
 
望月　この店でできることを広げつつ、いろんなジャンルの人たちと仕事がしたいですね。実は2020年頃に子宮頸がんを患い、入院先のベッドで長い月日を過ごしました。でも、その時も仕事のことしか頭になかったぐらい、今の職業には愛着があります。「復帰したらどんな新しいことをしようか、私なら、この病院にいるナースさん全員のそれぞれの魅力や美しさを引き出してあげられるな」なんて考えていましたね（笑）。その執着のおかげか、術後の治りもすごく早かったんですよ。
 
名高　こうしてお話ししていても、望月代表の仕事にかける思いの強さが伝わってくるようですね。それに、とっても楽しそうです。