安田　そうなんです。各種素材メーカー様は自社製品の品質に対する裏付けとして試験データを得ることが欠かせないものの、試験機を導入するにも莫大なコストがかかります。なので多くのお客様は、弊社が試験機を納入している研究所などに試験を依頼していました。しかし、そのような研究所でも過不足なく機械がそろっているとは限りませんし、テスト内容に応じて柔軟に対応することが困難な面もあります。
 
タージン　一つの素材に対してさまざまな試験を行おうとすると、試験機をいくつも導入しなければなりませんものね。
 
安田　そうなんです。そのため、以前から「どこに依頼すればこの試験をしてくれるのかわからない」などといったお悩みを持つお客様が多くいらっしゃいました。そこで、弊社が自ら試験を受託することで、さまざまなニーズにワンストップでお応えできるようサービスを始めたんですよ。
 
タージン　多種多様な試験機を製造してきたからこそ、数多くの企業のニーズを把握できるのでしょうね。メーカーである御社自らが受託試験を行うというアイデアも、他職種のご出身である安田社長ならではの発想のように思います。