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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自由と笑顔を大切にする 温かいデイサービス
ESTATECARE合同会社 代表社員 長谷川かおり

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 神奈川県横須賀市のデイサービスひだまりさんを運営する、ESTATECARE(エステートケア)合同会社の長谷川代表にお話をうかがいます。さっそく、ひだまりさんならではの特徴や長谷川代表が掲げる介護のポリシーを教えてください。
 
長谷川 私たちが心がけているのは、決まったスケジュールをただこなすのではなく、利用者様に自由に過ごしていただけるデイサービスであることです。そのため、「こうしてください」「あれをやってください」と押し付けることはありません。疲れたらベッドで寝てしまってもかまいませんし、何かやりたいことがあったら道具をご用意するなど、利用者様一人ひとりと向き合うケアを肝に銘じているんです。
 
水野 なるほど。自宅にいるときと同じように自由に過ごせるんですね。
 
長谷川 ええ、だからお食事にもこだわっているんですよ。ひだまりではお弁当ばかりでなく週に2回はスタッフの手づくり料理を昼食にご提供します。その際、台所に立てる利用者様には調理を手伝ってもらうこともあるんです。ちなみに今日の昼食はたけのこの炊き込みご飯とあしたばの天ぷらや煮物、それににんじんの天ぷらでした。天ぷらが多すぎたので余るかなと思っていたら、皆さんきれいに召し上がっていましたね。
 
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水野 料理を残さず食べてもらえると、それだけでお世話をする甲斐がありますよね。
 
長谷川 はい、特に男性の利用者様は独居の方が多いので、手づくりの温かいお昼ご飯をとても喜んでくださいます。「ひだまりでたくさん友だちができたから、他のデイサービスには移りたくない」とおっしゃる利用者様や、初めは週に1回だったご利用が3回、4回と増えていく方も多くて、私たちも嬉しいです。
 
水野 そんな長谷川代表やスタッフさんが普段、利用者さんと接するときに大切にしていることは何でしょうか。