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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

外国語教育に留まらない 自由な発想で事業を拡大
株式会社ECC(イーシーシー) 代表取締役社長 花房雅博

 
プロフィール 岡山県出身。京都産業大学卒業後、貿易経営を学ぶためアメリカに留学。帰国後、(株)ECCに入社する。持ち前の粘り強さと自由な発想で事業を改革し、ECCジュニア部門の発展に尽力。2021年、代表取締役社長に就任した。パワフルなチャレンジ精神と雑草魂は今も健在。語学教育に留まらない多角的な視野で、月に1度若手社員との座談会を設け、新しい柱となる事業を模索している。【ホームページ
 
 
 
「弊社はピラミッド型じゃなくて平らなんです」と笑うのは、ECC外語学院、ECCジュニアなどの事業を展開する株式会社ECCの花房雅博代表取締役社長だ。定期的な座談会で直接社員の声に耳を傾け、おもしろい発想や提案を全力で後押しし、企画から営業までのすべてを本人たちに任せることで若手社員を育成している。2022年3月の取材時で御年67歳の花房社長に、驚くほどのチャレンジ精神とポジティブ思考を持ち続けられる秘訣、そして今後の展望をうかがった。
 
 
 

上司への直談判を繰り返し、少しずつ改革

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 語学スクールを運営する株式会社ECCさんにお邪魔しています。まずは社長就任おめでとうございます。
 
花房 ありがとうございます!
 
タージン 前回は副社長として取材させていただき、今回は社長になられてのご登場。またお会いできて嬉しい限りです。相変わらずお元気そうで何より。破天荒さが持ち味の花房社長は入社後、どんどん改革を進めていかれたんですよね。
 
花房 出世したいという気持ちは一切なく、とにかく会社の事業を伸ばしたい、知名度を上げたいという思いで必死でしたね。何度も上司に直談判して、その度に「何を考えているんだ」と叱られましたよ(笑)。そんな中、ECCジュニアの講師を募集する際、当時の社長が私の熱意を受け入れて大きく新聞広告を出してくれたことで、一気に風向きが変わったという感じです。
 
タージン 熱意があったからこそ、思いが伝わったんでしょうね。前回の取材でも当時の社長は器が大きな方だとおっしゃっていました。
 
花房 はい、自由に何でもやらせてもらいました。弊社は昔からチャレンジ精神を大切にしてくれる社風ですし、なんといっても、私のスピリッツがそもそも何くそ根性と雑草魂でできているので、ちょっとやそっとでは潰れません(笑)。今だって弊社を大きな会社とは思っていないので、もっともっと社員が働きやすい会社にしたいとやる気満々です。