鶴久　御社が大切にしていることは何でしょう？
 
飛川　“できないことを追求し、できるようにしよう”ということですね。「できない」と諦めるのは簡単でも、どうすればできるようになるかと思考を巡らすのは、なかなか根気がいることです。そのときに絶対必要になるのが、「できるようになるまでどんなことがあっても諦めない」という熱い気持ちだと思います。子どもたちにその思いを持っていてほしいですし、私たちスタッフがまずその情熱を絶やさずにいれば、子どもたちにも熱量が伝わると信じています。
 
鶴久　皆さんの気持ちは間違いなく子どもたちに伝わるはずですし、大人が本気で向き合ってくれるのは、子どもにとってすごく嬉しいことだと思います。飛川社長のお話を聞いていると、「StaLabo」はただ勉強やそのやり方を教えるのではなく、人生そのものを支援するツールという印象を受けます。
 
飛川　勉強はあくまでも達成感を得る手段の一つにすぎません。勉強で得た自信を胸にどんどんいろんなことに興味を持ってもらい、好きなことや得意なことを見つけてそれを伸ばしていってくれたら、これ以上嬉しいことはないですね。
 
鶴久　「長所を伸ばすことで短所が個性になる」。若い頃、先輩からいただいた言葉です。長所を伸ばして自分に自信を持つことができれば、短所だと思っていたところも個性として受け入れることができます。学生時代は何でも平均を求められがちなので、“好き”を伸ばして良いというお考えに、子どもは救われるでしょう。それでは最後に、今後のビジョンをお聞かせください。