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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

居心地の良さを追求した
小児科・内科クリニック

 

小さな命を救うために小児科医の道へ

 
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鎮西 小児科の病院といえば、実は私も小さい頃に、乳幼児がかかる原因不明の病気である川崎病を患い入院していたことがあったんです。その後、おかげさまで良くなったものの、入院中は不安で不安で仕方なかったことを今でも鮮明に覚えています。
 
 それは大変なご経験でしたね。私も同じく、幼少期に病気を患って入院したことがありました。また、小児喘息にもかかり、非常に苦しい思いをしてきたこともあります。実は、その当時の経験こそが、私が医師の道を志すきっかけになったんですよ。
 
鎮西 森院長も幼少時代に入院なさったことがあったんですね。そこではどのような体験をされたんですか?
 
 私自身は比較的、短い入院と治療期間で良くなりました。でも、同じ病室には、私と同じくらいの年頃の子どもたちが入院しており、中には1年ほど入院している子もいたんです。
 
鎮西 1年もの間、入院生活を送るのは、身体を動かしたい盛りのお子さんにとってはつらいでしょうね。
 
 ええ。その時、話すと元気な様子ではあったものの、手術をしたり手厚い看護を受けたりしても、明日にはどうなるかわからないという同年代の子どもたちの姿は、幼い私にとってはショックでした。中には、病気で亡くなってしまった友だちもいまして・・・。そのような経験が、私の志す道を決定づけたんです。
 
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鎮西 確かに、幼少時代の経験としては、非常にショッキングですね。それで、小児科医を目指されたと。
 
 はい。小さな子どもたちの命を救いたいという思いで勉強に励みました。そして、感染症や各種アレルギー疾患、喘息などに対応する一般的な小児科の領域はもちろんのこと、より重症度の高いお子さんの力になりたいと考え、心臓病などについても対応できる小児循環器科を自身の専門分野とすることに決めたんです。
 
鎮西 素晴らしいですね。森院長ご自身が身近に体験し、感じた思いが根底にあるからこそ、多くの子どもたちや患者さんに親身に寄り添った診療ができるのだと思います。