幼少期から身近な存在だった花や植物
江藤 ここは母親が経営している生花店でして、季節のお花や植物、何でもそろっていますよ。
水野 ということは、江藤代表は子どもの頃からお花や植物に囲まれて育ったんですね。
江藤 ええ、実は私自身、華道の資格、免許も持っているので、お花はもちろん管理の知識もあるんですよ。
水野 樹木医の方はよくいらっしゃるものの、華道の免許を持つ庭師さんはとても珍しいのでは?
江藤 そうかもしれません。幼稚園の頃は母親が通う華道教室によく連れていかれました(笑)。小学校に上がる頃には、母は勤めていた保険会社を辞めてマンションの一角で生花店を始めたので、当時からお花は身近な存在でしたね。
水野 やはり、同じ植物を扱う仕事に進んだのはお母様の影響なのでしょうか。
江藤 母の働く姿を気付かないうちにリスペクトしていたのかもしれません。高校2年生で進路を決める際、植物について勉強したいと思い、農業系の短大に進学しました。そして母の知り合いのご紹介で造園会社に20歳で飛び込んだんです。