不動産の営業職から解体工事業の経営者へ
安西 はい。私はもともと解体業を専門にしていたわけではなく、不動産会社で営業職を勤めていました。しかも、その不動産の営業という仕事も最初はまったくやるつもりがなかったのです。高校卒業後、建築デザイナーになりたいと思い専門学校に通っていました。求人広告を見た際に設計やデザインの仕事だと思い込んで入社したのが不動産会社だったのですよ(笑)。
駒田 最初は勘違いからだったのですか!
安西 そうなんです。後々設計の仕事をするためにも不動産の営業を経験した方が役立つと思い、結局、その不動産の営業を20年ほど勤めましたね。そんな中、解体業者を経営している方がいまして、その会社で建売住宅の部署を立ち上げたいからうちの会社で一緒に仕事をしないかと誘われ転職したんです。そこで3年ほど勤務したのち、あるきっかけで解体工事の会社に勤務することになり、その後解体工事会社を設立し、独立しました。ただ、独立するまでにも、思いもしなかったさまざまな偶然が多く重なりましてね。
駒田 ほう、それは興味深いですね。独立なさるまでにどんな経緯があったのか詳しくお聞きしていきたいと思います!