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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

足立区に寄り添い51年
安心と満足の不動産業

 

仕事の効率化で時短営業でも業績キープ

 
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吉井 吉田社長は、従業員の皆さんが気持ちよく働くための環境づくりにも力を入れているとお聞きしています。具体的な取り組みを教えていただけますか。
 
吉田 働き方改革の条例に基づいて「働き方改革宣言」を掲げ、残業ゼロや有給10日以上の積極消化、産休・育休制度の充実などの取り組みを実践しています。
 
吉井 私の経験から考えても、不動産業は1月から4月まではかなりの繁忙期のはず。残業ゼロは難しくありませんか?
 
吉田 意外に、そうでもないんですよ。新型コロナの影響で2020年4月から時短営業をしていて10時から17時までと通常より2時間も営業時間が短くなったものの、実際のところ業績は落ちていません。今までその2時間は何をしていたんだろうと首をかしげているくらいです(笑)。
 
吉井 つまり、短くなったことで効率よく仕事ができているということですか?
 
吉田 おっしゃる通りです。以前は何でもかんでも目の前にある仕事に手をつけてしまい、結局1日の仕事量が増えていました。でも、どうしてもやらなければならないことは今日、先延ばしできる仕事は明日以降というように仕事の優先順位を付けるようにしました。そうすると、いっぺんに仕事が効率化したんです。
 
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吉井 なるほど! コロナ禍で大変な中でも、新しい発見があったというわけですね。
 
吉田 宅地建物取引士が行う重要事項説明についても、オンラインでできる仕組みが構築され、とても便利になりました。これは、宅建士が書類に記名捺印したうえで買主に対して口頭で行うもので、今は事前に書類をお送りし、リモートでご説明させていただいているんです。ですから、県外など遠方の方でもまったく問題ありません。ただ、署名捺印が必要ですから、書類は行ったり来たりしますけどね。
 
吉井 それでも時間と交通費をかけて出向くよりは、いろいろな面で効率化できますね。オンラインだけだと少し不安ですが、ちゃんと署名捺印された書類があれば安心感が違います!