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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

困ったときの救世主!
緊急専門の電気工事

 

ゼロから積み上げたキャリア

 
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山本 森田社長の現在のご活躍ぶりがわかってきたところで、少し過去の話をうかがっていきたいと思います。そもそも電気工事の道に入ったきっかけは何だったんでしょう?
 
森田 21歳のときに家電量販店で配達の仕事を始めたのが、この業界でのスタートです。実は、電気のことを学校で学んだことはなくて、すべて独学なんですよ。テレビや洗濯機などを配達して、その先で設置や配線を行う中で次第に覚えていったんす。
 
山本 専門的に学んだことがないにも関わらず、支障なく仕事ができていたのがすごいですよ。当時はテレビも薄型ではなく、ブラウン管で重たかったでしょうね。
 
森田 階段のない団地の5階に50kgあるテレビを一人でかついで運ぶなんていうのも日常茶飯事でしたね。
 
山本 それは過酷だ・・・。
 
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森田 そこは根性で(笑)。体力的なことよりも、わからないことが多いほうがしんどかったですね。何せずぶの素人ですから、アンテナ工事にしても、やり方がわからず、隣の家の屋根のアンテナを見て、「どうやってるのかな」と見よう見真似で作業することもありました(笑)。当時は、知識も経験もまだまだ乏しく、かなり苦労したものの、逃げるのが嫌で、受けた仕事は全部引き受けていましたよ。
 
山本 そこからスタートして、今では何件もの緊急案件をこなすプロになったと。ものすごく努力されて今の森田社長があるわけですね。先ほどのお話にあったような、新築ビル1棟やテレビ局の仕事を任されるというのは、相当の技術がないと回ってこない話だと思います。
 
森田 ありがたいことに大きな仕事もいただけるようになりました。フジテレビの湾岸スタジオの楽屋にテレビがあるのは山本さんもおそらくご存じかと思います。あのテレビやスタジオのモニターが映るのは、実は私がアンテナを引いたからなんですよ。
 
山本 あれですか! よくお世話になっていますよ(笑)。身近なところで森田社長の仕事に支えられていたわけですか。電気工事がもたらす生活への恩恵をあらためて感じました。決して派手ではないものの、知れば知るほど奥深く、プロ意識の高さが求められる、素敵な仕事ですね。