順調なスタートから波乱万丈な転職経験
大石 正直、私の経歴はややこしいです(笑)。大学卒業後、自動車関連の商社に就職しました。7年後には転職してコピー機の営業職に就き、入社3ヶ月で全国700人中25位という成績を上げることができました。そして、お客様に「IT系企業を立ち上げないか」と声をかけられ数人で起業の準備を始めたんです。ところが出資者のトラブルに巻き込まれてこのプランは白紙になってしまいまして。当時プライベートでは離婚したこともあり、しばらく私は実家に引きこもって外に出なくなってしまったんです。
水野 順調かと思われた矢先に、苦い経験も味わったんですね・・・。それからどうなさったんでしょう?
大石 すでに30歳になっていた私は、さすがにこのままではいけないと思い、外資系企業を目指して転職活動を始めました。その間、工場などでアルバイトしながら小さな劇団の練習に参加するなどして、もっといろいろな経験したいと思うようになったんです。それから、大阪の北新地にあるクラブでもアルバイトしていました。いわゆる黒服ですね。
水野 まさに紆余曲折! とても波乱万丈な道のりですね(笑)。
大石 はい。でもそれらすべてが今の営業職としての引き出しの多さにつながっていますし、良い人生経験だと思っています(笑)。