矢部　起業なさってから今日まで、事業での手ごたえを感じていますか？
 
宮崎　会社としての基盤はできあがったものの、このビジネスモデルの理解が世間に浸透するまでには、まだ時間はかかると感じています。銀行やリサーチ会社の人と話しても、「そんな業態は見たことがない」と驚かれるんですよ。「いばらの道をゆくとは、こういうことか」と思うときも少なくないですね（笑）。
 
出島　でも、そのいばらの道をあえて突き進むのが楽しいんですよ。その中でも、何か必ず新しい発見がありますからね。
 
矢部　まるでお二人が依頼を出す側である、新進気鋭のクリエイターさんにお話を聞いているみたいです（笑）。すごく熱い挑戦心をお持ちですね！
 
出島　ありがとうございます。動画制作の世界には生活に苦しみながらでも、大きな志を支えに活動しているクリエイターが大勢います。そういう夢を持った方々を応援し、動画配信の文化をより成熟させながら、私たちも一緒に成長していきたいですね。
 
宮崎　この業界では、マネジメント事務所に所属する有名な動画クリエイターでなければ、企業から案件を依頼されることがほとんどないのが現状です。だからこそ、私たちのやり方で業界を変え、より多くのクリエイターにスポットを当てることができれば嬉しいです。
 
矢部　そうなると、クリエイター、広告主、そしてプロステージさんがお互いにwin-winの関係になりますね。