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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全方面への感謝を忘れず 社員と夢見る企業づくり
株式会社KOYO 代表取締役社長 小用悟

 
プロフィール 東京都出身。代々教師を輩出した家系に生まれる。大学在学時に夢であった警察の試験を受けるも、諸般の事情により断念。アルバイトとして携帯電話の販売店で接客業務を続け、25歳の時に大手携帯電話会社に就職する。順調に実績を上げて管理職となったのちに独立し、2020年4月に(株)KOYOを設立。携帯電話販売店での営業・販売サポートやスタッフ教育、コンサルティングなどのサービスを行っている。【ホームページ
 
 
 
携帯電話販売店で、営業・販売サポートやスタッフ育成などのサービスを手がける株式会社KOYO(コヨウ)。代表取締役の小用悟氏は、大手携帯電話会社の営業職として活躍してきた、販売・営業・接客に関するエキスパートである。「すべてのお客様に感謝を」を社訓に掲げ、あらゆる関係者から熱い信頼を得ている。優れたスタッフを育成し、通信業界以外の分野への進出も視野に挑戦を続ける小用社長に、仕事に懸ける熱い思いをうかがった。
 
 
 

大手携帯電話会社から独立し販売支援を展開

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 大手携帯電話会社の販売請負事業を手がける株式会社KOYOさん。まずは小用社長の歩みから教えていただけますか。
 
小用 もともと私の家は7代も続く教師の家系なんです。そのため、教師になることを半ば強制されていた父が、私には「自分の好きなことをやれ」と言ってくれました。そのおかげで、私は兼ねてから憧れていた警察の試験を受けたんですよ。
 
宮地 それは素敵なお考えのお父様ですね! 自分の夢に向かって挑戦した結果はどうだったんでしょう?
 
小用 残念ながら、大学を留年するかもしれないとわかり、実際には追試を受けて卒業できたものの、夢は泣く泣く断念してしまいました。一方で、私は19歳の頃から携帯電話の販売店で派遣社員をしており、お客様に「ありがとう」と言っていただける接客業に誇りとやりがいを感じていたんです。大学卒業後も派遣社員を続け、25歳の時に大手携帯電話会社の上長から「君の採用を推薦するよ」と声をかけていただきまして。そこで入社して経験を積み、やがて営業職になりました。
 
宮地 大手企業で順調に実績を上げてこられたんですね。そんな中で、独立なさった理由はなんだったのでしょうか?
 
小用 大手だからこそ自分のやりたいことが思うようにできないケースってありますよね。自身が理想とするような人材育成やチームビルディングができず、ほろ苦さを味わった私は、自分の責任で人材を育成できる環境をつくりたいと痛感したんです。そして、2020年4月に弊社を設立しました。