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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

設計も使い方も自由自在 軽トラキャンピングカー
SECRET BASE 58 代表 金川将裕

 
プロフィール 兵庫県出身。自動車会社や大手重工会社に勤めたのち、父子で仕事をしたいと考え、SECRET BASE 58を設立。住宅リフォームの職人だった父の技術を活かし、軽トラックの荷台に脱着可能なキャンピングカーの製造を開始した。低価格かつ高品質な製品は愛好家だけでなく幅広い層からも評価され、全国から依頼が来ている。屋号の58は、こよなく愛する沖縄の国道58号に由来する。【インスタグラム
 
 
 
高額な初期費用に維持管理の難しさなどから、興味があってもなかなか手を出しにくいキャンピングカー。そんなハードルを一気に解消してくれるのがSECRET BASE(シークレットベース) 58の軽トラックにつなげられるキャンピングカーだ。建築出身の職人が“小さな家”として制作するため、デザインも内装も思いのまま。しかも、軽トラならではの小回りの良さから、ボランティアや移動店舗、簡易事務所など、その用途も広がっている。
 
 
 
住宅リフォームの技術を車に活用
 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 軽トラの荷台に着脱できるキャンピングカーを制作するSECRET BASE 58さん。御社がつくる車は、全国でも大変人気だとうかがっています。
 
金川 販売開始から2020年までの2年半で、北は青森から南は鹿児島まで、約50台を納車しました。現在も5台が制作中です。
 
タージン なぜ、軽トラキャンピングカーをつくろうと思われたのですか?
 
金川 母が先立ち、父が一人になってしまったので、親子でできる仕事はないかと考えたんです。私は自動車関係で働いた経験があり、父は住宅リフォーム関連の職人でした。
 
タージン ほう、確かにリフォームのノウハウは、キャンピングカーづくりに役立ちそうですね。
 
金川 しかも、父はスーツの仕立て職人をしていたこともあります。その技術を応用することで、シェルに備え付けるソファも仕立てることができます。
 
タージン ベッドなど、建具関連までできてしまうんですか! 親子の力を融合させて仕事ができるとは、お父さんも嬉しいでしょうね。他にはどれくらいスタッフさんはいらっしゃるんでしょう。
 
金川 アルバイトが1人いるほか、忙しい時期には車や建築関係の経験を持つ友人が手伝ってくれます。
 
タージン 気心の知れた者同士で、現場も楽しそうです。キャンピングカーにぴったりの、ワクワクできる会社に感じますよ!