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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

幼児教育の経験を活かす
キャリアコンサルタント

 

企業内コミュニケーションの架け橋に

 
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杉田 2016年に国家資格になってまだ間もない中で、小野社長はキャリアコンサルティング業に、確固たる信念をお持ちですね。
 
小野 ありがとうございます。私の仕事に対する向き合い方は、明治生まれで縫製工場を経営していた祖父の影響が大きいと思います。丁稚奉公から腕一つで起業した人物で、個別の性格や能力に合わせた適材適所の考え方など、現代のキャリアコンサルティングでは一般的に行っていることを、当時から始めていたんですよ。
 
杉田 明治の頃と言えば、経営者と労働者の身分の差が明確だった時代でしょう? とても先進的ですね!
 
小野 そうですね。ただ、経営者と従業員との間に距離がある企業は、まだたくさんあるんです。以前、コンサルティングに入ったとある会社では、経営者の方に「社員の愚痴を聞きにきたんだろ。あんたは俺の敵だよ」と言われました(笑)。
 
杉田 ええっ! それはあまりにひどいですね。
 
小野 これもキャリアコンサルタントがどんな職業なのか、周知が足りていなかったからでしょうね。「社員の愚痴を募って経営者に改善を要求する仕事」だとか、間違ったイメージが独り歩きしないようにしていきたいと思います。
 
杉田 社員の方の相談を受けて、本音をありのままに語ってもらったとしても、それは会社との対立を生むためのものではないわけですか。
 
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小野 そうなんです。“意見”というのは、決して人を非難するためのものではありません。その本質を理解し、受け入れられる組織は、見違えるように良くなるんですよ。
 
杉田 経営者と従業員との考え方の違いやギャップを埋めるためのコミュニケーション、その架け橋となるのが小野社長なんですね。今後の展望はいかがでしょう?
 
小野 キャリアコンサルタントという存在が当たり前の世の中となるように、地道に種蒔きを続けていきたいです。個人ではなく法人として活動しているのも、そのためなんですよ。やはり法人には個人にはない発信力がありますからね。こうして杉田さんとお話できたのも、株式会社キャリアアシストの代表取締役として活動していたからだと思います。
 
杉田 今日は私もお会いできて本当に良かったです。最初は敷居の高そうなイメージだったキャリアコンサルタントも、みんなが楽しく働けるようにする、とても大事なお仕事なんだとわかりました! いずれは仕事で悩んだら「キャリアコンサルタントに相談しなきゃ!」と身近な存在になれるように、頑張ってくださいね。私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
常に飾らず、素の自分でいられるようにすることですね。TPOに合わせて初めて会う人に失礼に当たらないように、一人の人間として自然体でいることで、どんな時でもその場を楽しむことができるんです。
(小野由樹子)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社キャリアアシスト
■ 本社 〒982-0011 宮城県仙台市太白区長町5-1-20 ヤマサビル2F
■ 事業内容 キャリアコンサルティング事業/幼児教室コペルの運営
■ 設立 平成27年8月
■ ホームページ http://career-assist.jp