井上(満) 1973年に先代である父が開業しました。私は大学の薬学部を卒業し、調剤薬局で薬剤師として働いた後、二代目として当店の事業を承継したんです。現在は、薬剤師、国際中医師、漢方アドバイザーの資格を駆使し、母やスタッフと力を合わせ、「漢方薬剤師に健康相談ができるくすりやさん」として尽力しています。
タージン 漢方に強い薬局ということですね。その方針は開業から変わらずですか?
井上(満) いえ、当時はそんなこともありませんでした。きっかけは、私が学生時代にアトピーで苦しんだことですね。ステロイド治療で良くならず困っていたときに、母が漢方を提案してくれたんです。
タージン お母様の気持ちはとてもよくわかります。やはり、お子さんの肌のこととなると親御さんは心配ですもんね。
井上(直) おっしゃるとおりです。息子のために日々勉強会に参加し、知識を深めました。生体の自然な働きを研究しているリスブランという化粧品会社とご縁があり、スキンケアの大切さも知り、漢方と併せてリスブランのスキンケアも取り入れましたよ。
タージン その後、症状はどうなりましたか?
タージン 井上代表のご経験を聞けば、漢方を購入する患者さんも安心するでしょうね。処方にあたり、カウンセリングも行ってもらえるのでしょうか?
井上(満) もちろんです。初めての方ですと1時間ほどお話をうかがいます。その中でゴールを共有し、そのためのサポートをしていくんです。
タージン 丁寧な対応だなぁ。1時間もカウンセリングをしてくれるのは珍しいですよね。だから、店内の至るところに椅子や机があるのか。