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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

話しやすい矯正専門歯科
幅広い年代の治療に対応

 

歯科医になって入門した「歯を動かす」治療

 
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川村 中西院長が矯正専門の歯科医師になるまでに、どのような経緯があったのかを知りたいです。まず、歯科医療と関わって何年になりますか?
 
中西 歯学部の学生時代も含めると、30年弱ですね。私がこの業界に入った頃に親御さんに連れられて矯正にやってきた小さなお子さんが、いつの間にか立派な大人になっているんですから、時の経つのは早いものです。
 
川村 矯正一本で行こうと思われたきっかけは何だったのでしょう。
 
中西 虫歯を治療したり歯周病の進行を食い止めたりといった一般的な歯科診療と比べると、矯正は歯自体を動かすという、ほかにはない特徴がありますよね。その点にすっかり魅せられました。
 
川村 一般歯科も矯正もひととおり勉強なさる中で、最も興味を持てた分野を選んだわけですね。
 
中西 そうですね。とはいえ、矯正の技術は、大学では実習で少し触れる程度で、踏み込んだ勉強はほとんどしないんですよ。卒業して歯科医師免許を取った後に、あらためて一から学ばなくてはなりません。
 
川村 え!? それは知りませんでした。では、晴れて歯科医になったから、そのまま矯正の道を究める・・・とはいかないということですよね。さらに苦労なさる必要があると。
 
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中西 免許を取得した時点で、矯正も手がけると標榜したり、診療を行ったりすることはできます。けれど、より本格的な技術を身に付けようと思うと、膨大な時間を費やすことになりますね。それが理由ではないものの、大多数の人が一般歯科の道に進み、私のように矯正に特化した歯科医師は、歯科医師全体の数からみると非常に少なくなります。
 
川村 今のお話を聞いて、矯正専門の価値がよくわかりました。矯正歯科の看板は伊達じゃないってことですね!
 
中西 大学院時代や勤務医時代に、矯正の仕事で忙しくしているうちに一般歯科の診療を勉強する余裕がなかったため、特化せざるをえなくなったという側面もありました。でも、長く続ける間に、自分は矯正の仕事が好きなのだなとあらためて気付かされ、今では本当に良い選択をしたと思っています。