途中下車した神戸に惹かれ、その地で起業
平野 私は福岡県福岡市の博多区出身で、2001年公開のカーアクション映画『ワイルド・スピード』に感銘を受け、高校卒業後は地元福岡のカーショップに就職しました。そこで約7年間、自動車整備やコーティングの技術を磨いたのち、2013年頃、25歳のときに上京するために退職したんです。
タージン ほう。退職して東京へ行こうとなさっていたんですか。それがなぜ神戸で起業なさったのか、とても気になりますね!
平野 当時、私はそれまでとまったく異なる環境で、新しいスタートを切りたいと考えていたんです。そこで、博多から新幹線で東京に向かう途中、何となく神戸で途中下車したところ、海と山に囲まれた街並みが一目で好きになりました。すると、その日のうちに「ここに住みたい」と思って住居まで契約したんですよ。そして、5年前の2014年1月に当店をオープンしました。
タージン 何とすごい行動力! 現在もそのバイタリティで頑張っていらっしゃるんでしょうね。
平野 ええ。車好きな方のお役に立ちたい一心で、仕事をしています。当店の営業時間は基本的に9時~19時です。でも、必要に応じて24時間、ご依頼を承っているんですよ。何故なら、自動車の故障は突然起こりますからね。