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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

飲食と宅配に電話代行で 自由で楽しい職場環境を
合同会社STCコンシューマプロダクツ 代表執行役員社長 佐藤隆桂

 
プロフィール (さとう たかよし)北海道出身。大学進学をきっかけに上京。在学中に派遣業界入りし、社会人として歩みだす。その後、コールセンター業務などさまざまな業界で経験を積み、飲食店向けの情報サイト運営会社で、主にデリバリー店舗への提案営業を行った。その経験を活かし、現在は飲食店向けの経営コンサルティングや設備サービスなど複数の会社を経営。2019年1月に(同)STCコンシューマプロダクツを立ち上げた。
 
 
 
若い頃、住む場所を失くすほどの経験をしたと語る、合同会社STC (エスティーシー)コンシューマプロダクツの佐藤隆桂代表執行役員社長。まるで実の両親のようにあたたかく手を差し伸べてくれた人たちへの感謝が、佐藤社長の経営理念の根底にある。悩み苦しんだ過去と事業者としての熱い情熱を赤裸々に語り、読者からの反響を呼んだ前回のB-plus登場から約1年。新事業に込めた思いと、変わらぬ高い志を再びぶつけてもらった。
 
 
 

実は密接な飲食、運送、電話代行の3事業

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 飲食業や貨物自動車運送業を手がける合同会社STC コンシューマプロダクツさん。佐藤社長は以前、合同会社ST company(エスティーカンパニー)の代表としてB-plusにご登場いただいています。まず、簡単にこれまでの歩みを教えてください。
 
佐藤 起業前は飲食店向け情報サイト運営会社で、デリバリーを行う店舗への提案営業をしていました。その経験をもとに、2016年に独立しまして。そして2019年1月、茨城県つくば市を拠点に飲食業、軽貨物運送、コールセンターの3事業を柱としたSTCコンシューマプロダクツを発足させました。
 
宮地 3事業は一見、関連がなさそうです。なぜ一つの会社として立ち上げたのですか?
 
佐藤 それは、会社立ち上げの経緯に関わります。そもそもの始まりはお取り引き先から委託された飲食店の運営でした。経営が軌道に乗り、デリバリー用の人材を増員したものの、常時受注があるわけではありません。そのとき、大手運送会社から業務委託の依頼があり、配達業務を軽貨物運送業として事業化したんです。また、電話受注の業務もデリバリーだけでは時間が余りますから、アポイントメント業務も行えるコールセンターとして事業化させた次第です。