B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安心・安全・安価の3A 信頼の住宅リペア業者
田﨑工業 代表 田﨑翔

 
プロフィール 茨城県出身。さく井工事(井戸掘削)の会社を営む父の紹介で、10代のときに建築業界に入る。その後、自分が本当にやりたい道を模索し、20歳で屋根工事の道に入った。営業の経験を積んだ後、職人としての下積み生活を送り、独立への力を蓄える。2018年1月、亡き父の会社を引き継ぐ形で事業を立ち上げた。現在は協力関係にある職人を含めた約10名体制で、茨城県内を中心に活動している。【ホームページ
 
 
 
屋根は、快適な暮らしを雨や日光から守ってくれる大切な箇所であり、同時に、家の中で最も傷みやすい箇所でもある。いわば自らを犠牲にして、過酷な環境から私たちを守ってくれる存在だ。その傷ついた屋根を、優しく丁寧にリペアしてくれるのが、田﨑工業だ。安心、安全、安価の3Aをモットーに茨城県内外から評判を集めるその根底には、田﨑翔代表の「家族を大切にしたい」という思いがあった。
 
 
 

亡き父の会社と思いを引き継ぐ

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 千葉真子(陸上指導者)
千葉 屋根など住宅のリペア工事を行う田﨑工業さん。まず、田﨑代表の歩みを教えてください。
 
田﨑 10代のとき、井戸を掘る工事である、さく井工事の会社を営む父の紹介で土建会社に就職しまして。その後、やんちゃな時期を過ごしたものの、20歳で父とじっくり話す機会があり、「無理をせずやりたいことをやったらいい」と言われて真剣に将来を考えるようになりました。そして、求人情報で屋根工事に出合い、今の道に進んだんです。
 
千葉 屋根工事のどこに惹かれたのですか?
 
田﨑 高いところで目立ちたかったんです(笑)。でも、いざ入社すると職人ではなく営業職への配属で・・・。約3年勤めてから、独立する先輩に誘われる形で退社し、念願の職人になりました。
 
千葉 再び一からのスタートを切られたんですね。いずれは独立を考えていたのですか?
 
田﨑 22歳で父が他界して以降、母を支えたい気持ちから強い独立志向を持っていました。だから、2018年1月、別業種になったとはいえ父の会社を引き継げたのは嬉しかったですね。営業の経験を積んでいたおかげで、経営も最初の数ヶ月で軌道に乗せることができました。