亡き父の会社と思いを引き継ぐ
田﨑 10代のとき、井戸を掘る工事である、さく井工事の会社を営む父の紹介で土建会社に就職しまして。その後、やんちゃな時期を過ごしたものの、20歳で父とじっくり話す機会があり、「無理をせずやりたいことをやったらいい」と言われて真剣に将来を考えるようになりました。そして、求人情報で屋根工事に出合い、今の道に進んだんです。
千葉 屋根工事のどこに惹かれたのですか?
田﨑 高いところで目立ちたかったんです(笑)。でも、いざ入社すると職人ではなく営業職への配属で・・・。約3年勤めてから、独立する先輩に誘われる形で退社し、念願の職人になりました。
千葉 再び一からのスタートを切られたんですね。いずれは独立を考えていたのですか?
田﨑 22歳で父が他界して以降、母を支えたい気持ちから強い独立志向を持っていました。だから、2018年1月、別業種になったとはいえ父の会社を引き継げたのは嬉しかったですね。営業の経験を積んでいたおかげで、経営も最初の数ヶ月で軌道に乗せることができました。