選手も指導者も活かす
能力発揮マインド構築法
自分が理想とする仕事を求めて独立

松川 教師を続ける中で、教師としてやらなければならないことと、私が生徒たちに本当に伝えたいことにギャップを感じ始めたんです。ちょうどその頃、体調を崩してしまい休職することになりました。そこで、残りの人生をどう生きていくのかを考えた結果、「自分が本当にしたいことをしたいようにするために、教師という肩書を脱いで独立しよう」と思ったんです。それは、教師生活の中で感じた“生徒や選手たちが自分の中の能力や魅力をもっと発揮できる”ためのサポートをすることに、より専念したいという思いでした。生徒たちは自分の意識や発想を変えればスポーツのパフォーマンスも向上していきます。たとえ同じ言葉をかけたとしても、生徒によって反応は違いますし、抱えている問題もさまざまです。それらのスピードアップに伴う壁を自らの力で乗り越える術を教えられれば、生徒たちはより高いポテンシャルを卒業後も進化し続けながら発揮できるのではないかと考えたんです。
畑山 先ほどもおっしゃっていた、人が能力を発揮するためのサポートを追求した結果が、現在のお仕事に結びついたわけですね。最初から“選手への指導”ではなく、“指導者への指導”を考えていたんですか?
松川 もともとはメンタルトレーナーとして、スポーツ選手を対象に個々の能力を発揮するためのマインドにシフトさせるトレーニングを行っていたんです。そんな中、あるスポーツ指導者の方から「自分が指導するチーム内で、松川さんと同じように選手たちへトレーニングが活用できたら嬉しい」という話を聞いたんです。そこで、サービスの対象者を選手から指導者に変更しました。私一人が選手のサポートをするより、各チームにマインドシフトトレーニングを実施できる人がいれば、より多くの選手の能力を引き上げることができると考えたんです。それと、私の場合は“導者者への指導”ではなく、“指導者へのサポート”というスタイルなんですよ。
畑山 指導ではなく、あくまでもサポートなんだ。興味深いなあ。具体的な業務内容を教えてください。
