八木　最近は慢性的な人手不足が問題になっていますし、業務をまとめて効率化できるのはメーカーとしてはありがたいですよね。特に中小企業は、大規模な設備投資もしづらいでしょうから。
 
南竹　そうなんです。それに、ITについての知識がないと、システム開発業者に勧められるまま、無駄なシステムを導入してしまいがちですよね。ですから、私はお客様のご要望をしっかりとお聞きし、その会社にとって本当に必要なものを一緒につくっていきたいと考えています。また、法人・個人向けに通信事業者の比較検討や販売取次なども行っています。例えばWi-Fiの導入を検討しているマンションのオーナーさんがいるとしたら、弊社では導入するメリットとデメリット、仕様と価格の差を正確にご説明したうえで、提案しているんです。
 
八木　確かに、専門的な知識がなければ、業者からただ言われるがままになってしまいかねませんよね。
 
南竹　ええ。だからこそ、ソフトウェアやアプリケーションの開発はもちろん、それらを用いて何ができるのか、業務がどう変わるのかをお客様にもっとわかりやすく、丁寧にご説明して、その良さを伝えていきたいと考えています。業務上の問題を抱えていても、どう解決すれば良いか気付けない企業も多くあります。そうした方々の手助けになる仕事をしていきたいですね。
 
八木　若い頃にさまざまな仕事を経験してきた南竹社長だからこそ、どんな企業がどんな問題を抱えていて、何を求めているのかがわかるんでしょうね。これまでの経験のすべてが、現在のお仕事につながっていると思いますよ。ぜひとも、今後の目標を教えてください。