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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

その時間を大切に・・・
街づくりそして人づくりを

 
 
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西野 ただ、社員全員の時間を考えたときに、最近は現場が広範囲にわたっていて全員が顔を合わせる機会が減り、コミュニケーションがうまく取れていないと感じることも少なくありません。
 
川﨑 特に最近の若い子は、年上の人と円滑なコミュニケーションを取ることが苦手な印象があります。社員同士の接点が減ると育成に支障をきたしますね。
 
西野 はい。そこで毎月1回は経理を除く全社員で集まってミーティングを行い、意思疎通を図っています。また、十数年前に創設した野球部では、年に数回試合に出場し、終われば食事をしながら交流しているんですよ。
 
川﨑 それはいい。ストレス発散にもなるし、一石二鳥だ!
 
西野 「街を創る、人をつくる」、「Communication is important」というのが弊社の社是。会社は人で成り立つものですから、全員がコミュニケーションの重要性を認識し、社員一丸となって仕事に取り組む「オールイチグミ」の精神を大切にしているんです。
 
川﨑 素晴らしいお考えだと思います。イチグミさんは、葛西の街づくりに50年以上携わってきた企業。そういった自負や責任も感じながら、誇りを持ってお仕事をされているのでしょうね。
 
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西野 その通りです。今後は、会社の芯となる事業である更生管工事事業をより洗練させていくため、設備投資や技術力の向上を図っていきたいと考えています。また、弊社はわかりやすく言いますと、現場を監理する立場の集団です。職人集団を直属の子会社として形成し、親会社と子会社が一体となって現場を進められる体制を取っています。
 
川﨑 全て自社内で解決すると、作業途中での話の行き違いが起きにくいですし、余計なコストもかからずお客さんは喜ぶでしょうね。
 
西野 ええ。そうして新しい分野で人材教育に関わると、あらためて学ぶことも多いんです。新しいものを勉強し取り入れなければいけない現場状況が多々ある中で、今までの経験にとらわれない姿勢で真剣に作業をしている様子を見ると、誠意を持って働くことの大切さを再確認させられます。そうして従業員全員がスキルアップし、この先も施工成績優良業者として表彰していただけるよう、励んでいきたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
これまでの仕事を振り返ると、常に“考える”習慣を持って取り組んでいました。それが中小企業の根幹であると思います。ときには頭や心を痛めることがありますが、常に考え抜くことにより解決し、決して大きくない会社としての在り方を追求しやり抜くことが楽しみとなっているのではないでしょうか。
(西野輝彦)
 

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