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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 広島県出身。学生時代から、将来は車に関する仕事に就くことが夢だった。工業高校で電気を勉強しながら、ガソリンスタンドでアルバイトに励む。短大では貿易を学び、企業の営業職に就いた。2016年9月にCSテクノを、2017年5月には金属加工を手がける(株)エスビー精工を設立した。【ホームページ
 
 
 
金属加工を手がける株式会社エスビー精工。代表取締役の千葉繁史氏は、2017年5月、27歳という若さで起業を果たした。独立前から磨いてきた営業力と技術力、そして縁と人脈を大切にしながら、事業拡大に挑戦しつつある。取引先や先輩経営者のアドバイスに耳を傾けながら、スタッフとはフラットな立場で話し合える会社に育てたいと語る千葉社長。その真摯な姿勢が人を呼び、今、飛躍のときを迎えている。
 
 
 

営業力と技術力を身に付け27歳で独立

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 機械加工を手がけるエスビー精工さん。千葉社長はもう1社、工場の自動化システムであるFA装置の設計・制作、木型の設計・製作、リフォーム事業も手がけるCSテクノという会社も経営していらっしゃるそうですね。
 
千葉 はい。それまで勤めていた会社を辞め、まずは昨年2016年9月に個人事業でCSテクノをスタートし、今年5月にエスビー精工を立ち上げました。
 
畑山 いよいよこれから! という楽しみな時期ですね。千葉社長は、やはり以前から機械がお好きだったのでしょうか。
 
千葉 そうですね。学生時代から車が大好きで、いずれは車関係の仕事に就きたいと思い、工業高校で勉強しながらガソリンスタンドでアルバイトをしていました。輸出入ならいろいろな車を取り扱えるし将来性もあるだろうと判断し、短大で貿易を学んだ後、商社で営業職に就いたんです。その後、別の会社で営業をしました。後から振り返って「あのとき、ああしておけばよかった」と後悔したくなかったですし、独立するなら早いほうがいいと思いまして。それだけの人脈も築いてきましたからね。
 
畑山 千葉社長は現在27歳とお聞きしています。製造業の経営者としてはお若い印象です。なぜ、なぜそんなに若くて独立できたのか、質問されることはありませんか?
 
千葉 よくありますよ(笑)。でも、それはやはり人脈を大切にしてきたからだと思います。私は仕事・プライベートを問わず、様々な人や会社と交流し、互いに持ちつ持たれつの精神でものごとに取り組むのが好きなんです。それに、自分に何ができるかわからないと悩むより、とりあえずやってみて前進するほうがいいじゃないですか。何事も、掛け算や割り算をするのではなく、単純に足し算と引き算で考えるのが私のやり方ですね。