城　ジールコミュニケーションズさんは、2016年シーズンから柏レイソルのユニフォームスポンサーをされているそうですね。
 
薮崎　会社を立ち上げたときから、「最低でもJ1のユニフォームスポンサーにならないと」と思っていたんです。
 
城　かつてお世話になったチームへの恩返しなわけですから、素晴らしいですよ。
 
薮崎　自分自身、感慨深い部分はあります。それでもまだ、6年間の不甲斐なかった自分との折り合いはついていなくて。そういうたくさんのコンプレックスが、今を生きる原動力になっているように思います。サッカー選手時代はプレーが自己表現の手段でしたが、今は仕事が私の全てです。
 
城　人生の大半は仕事に費やしますもんね。いろいろ辛いことはあるけど、ただ楽しく騒いでいるよりも、何か目標に向かってチャレンジしているほうが、自分を好きになれるものです。
 
薮崎　そうですね。仕事は自尊心を満足させてくれます。仕事が充実すると自然とオフの時間も大切にしますから、プライベートも楽しくなりますしね。仕事への姿勢は、生き方そのものだと思います。
 
城　「この会社なら、チャレンジできる！」と社員にも思ってもらえる組織づくりは難しいですけれど、それが経営を成功させる秘訣だとも感じます。