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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

スタッフを愛情で育て
鉄鋼業や防水工事に挑む

 
 
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相原 人間の才能は、どこで花開くかわかりません。だからどんな能力があるかより、誰と出会ってその力を開花させるかのほうが、ずっと大事なんですよね。私も長い芸能生活で、そのことを身に染みているところです。
 
松本 以前運営していた、たこ焼き屋は17年も私についてきてくれている後輩に譲り、現場を退いたので今の焼き手にはかないません。また、松俊商会や新昭鋼機の現場仕事についてもそれは同じです(笑)。それでも経営者として仕事させてもらえているのは、仲間との絆があるから。スタッフには本当に感謝しています。
 
相原 その、人を大事にする松本社長のお考えは、誰から学んできたものなのでしょうか。
 
松本 母親ですね。私にはやんちゃをしていた時期もありましたが、母はいつも「あなたは私の誇り」と言い続けてくれました。私も母のことを誰よりも尊敬しています。それと、私のことを実の弟以上に応援してくださっている兄貴のような大社長の存在が本当に大きいです! その社長は「俊ちゃんいつもワクワクさせてくれてありがとう!」と、そんなお言葉をかけてくれます(笑)。
 
相原 どんな状況でも、認めてくれる人がいると嬉しいですよね。でも、松本社長にも困難な時期はあったんじゃないですか。
 
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松本 億単位の借金を抱え金銭的に苦しいときもありました。だから私は、その苦労を乗り越えた経験を忘れないよう、月末には必ず立ち食いそばで、当時と同じそばを食べ続けているんですよ。これは12年間も続けている習慣です。
 
相原 人を大切にする松本社長は、地道な努力も忘れない方だったんですね。これからの会社の成長も、楽しみですね。
 
松本 ええ。建設業界は2017年4月から法律が変わり、社会保険に未加入の会社は、下請けとして仕事を請けられなくなりました。弊社は以前から社会保険の整備をしっかりしていますのでこの点は大丈夫です。今後は様々なことを他社よりも早く、ますます充実させていきたいと思っています。母が私を愛情で育ててくれたように、私も同じく、スタッフの働きやすい環境を整備しながら、成長してもらえるように手を尽くすつもりです。
 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
苦しい状況でも笑顔でいることですね。笑顔の周りには自然と良い運気が集まるものなので、その輪を少しでも広げていきたい。私のつくった言葉、「夢必達」がモットーです。 
(松本俊一)
 

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