B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 相原勇 (タレント)
相原 シーリング、防水工事全般、リフォーム改修工事を手がける松俊商会さん、鉄鋼関連業を手がける新昭鋼機さん。松本社長はその他にも飲食業、不動産業など様々な事業を展開しているそうですね。今のお仕事に就かれるまでの経緯を教えていただけますか。
 
松本 商売の始まりは高校在学中に「自分の力でお金を稼ぎたい」と一念発起して、たこ焼きのお店を始めたことです。それがうまく軌道に乗って、留年はしてしまったものの(笑)、卒業するときは4店舗くらいを運営していたんですよ。卒業後は就職をして、防水工事の会社に入社しました。でも、ずっと現場の仕事だけでは自分の思い描く経営者にはなれないと思い、一度現場を離れて、26歳のときにシーリング工事の会社を起業したんです。
 
相原 高校生でたこ焼きのお店を経営していたなんて驚きです! しかも、26歳で起業というのも、かなり早いですよね。独立後の経営は順調だったのでしょうか。
 
松本 そうですね。1人で2人分働く“大阪の職人魂”をご評価いただき、スーパーゼネコンさんからもお声がけをいただきました。それで、東京にあるたくさんの有名商業施設の施工も経て、2015年に株式会社松俊商会として、法人化も果たしています。
 
相原 鉄鋼関連業を手がける株式会社新昭鋼機さんは、今年、2017年2月から新しい事業として立ち上げたとか。そのきっかけは、なんだったのでしょうか。
 
松本 鉄鋼業界では名の知れた、その道何十年の大ベテランの方との出会いがあったからです。何度かコミュニケーションを重ねてきた中で、「人生の終盤に、若い人と一緒に花火を上げたい」と、弊社に移ってきてくれたんですよ。現在は新昭鋼機で専務に就任いただいております。
 
相原 出会いって本当に大切ですよね。
 
glay-s1top.jpg
松本 おっしゃる通りだと思います。実を言うと、松俊商会には募集で入って来たスタッフがほとんどいないんですよ。東京支店長も、大阪統括責任者も地元の子ども時代からの信頼する後輩。専務は同級生であり、親友です。信頼できる今の仲間たちは、私に給与面などの待遇を聞かずに弊社へ来てくれました。そうした社員との絆が、弊社の自慢できるところだと思います。
 
相原 時が経っても切れない絆が、何よりの財産なんですね。
 
松本 ええ、自分の大切な誇りだと思っています。今後は若いスタッフにも、学歴など関係なく活躍できる場を与えていきたいです。