真鍋　そう思います。会社というのは常に変化を重ねるものですから、そこで働く社員にも変化の度にストレスがかかる。でも実は、不要なストレスはコミュニケーションの仕方を工夫すれば解消するものなんですよ。相手の性格を変えるのは難しくても、自分の気持ちを切り替えることはできますし、それだけでストレスを感じずに済むようになります。
 
名高　私も、芝居が今ひとつだった時は落ち込むことがあります。でも、人間には良い時も悪い時もあるし、自分の力ではどうにもならないこともある。なのでたとえ落ち込んだとしても1日で忘れ、前に進む努力を続けるようにしていますし、そういうことが人間力を高めるためには大切ですよね。これから先は、どのようにしていきたいとお考えですか？
 
真鍋　私には、この会社を特に大きくしようという気持ちはありません。それよりも、自分の経験を糧にして、悩みを抱える経営者を1人でも多くサポートしたい。この工業団地や横浜市に根付きながら、恩返ししていくことに取り組んでいきたいと思います。
 
名高　世のため人のため、ということですね。真鍋社長の知識と経験、ノウハウで、ぜひ多くの経営者たちの助けとなって差し上げてください。