名高　考えてみれば、私も樽井社長も、自分がやりたい仕事を長年にわたって楽しみながら続けられていて、それでごはんを食べることもできているのだから、とても幸せですよね。私は役者として生涯現役でいよう、と決意しています。樽井社長はいかがでしょう。
 
樽井　もちろん、私もそのつもりですよ！
 
名高　お互い、この先も感性を磨きつつ好きな仕事で生きていけたら、まさに最高の人生ですよね。人間というのは、年をとればとるほど味が出てきますし、引き出しの数も増えていきます。それに健康でさえいられれば、いくつになっても好きな道を極めることができる。それは演技の道も音楽の道も同じだと思っています。
 
樽井　私もそう思いますし、若い人たちから「かっこいい！」と言われる年齢の重ね方をしたいものです。
 
名高　本当にそうですね。樽井社長は、今後はどのような目標に向かって歩まれていくのでしょう。