プロフィール 埼玉県吉見町出身。高校卒業後、コンピューターの専門学校を経て工作機械のメーカーに入社。その後は半年間韓国へ語学留学に行き、帰国後は別会社に勤める。26歳の時に知人の父親が経営するリフォーム会社に転職し、営業と工事の仕事を経験した後、大宮支社に転勤し退社。子どもの頃から抱いていた起業への夢を果たす形で、(有)彩光技建を設立した。【ホームページ】
埼玉県さいたま市で住宅・マンションの外装・内装のリフォーム工事や瓦のふき替え、屋根の防水塗装を手がけている、有限会社彩光技建。代表取締役の田島三夫氏は、業界で一般的なチラシ配布や飛び込み営業よりも、顧客から得た評判や信頼を次の仕事に結びつけている。また屋根工事に関して、実は自然災害で屋根が壊れた場合でも、火災保険を適用して修理できるのだが、そのことを知らない人が多いという。こうした現状に対して田島社長は、「余計な費用をかけず家の修理ができるよう、これからも意欲的にサポートを続けていきたい」と抱負を語ってくれた。
家族の存在を力に起業を果たす
田島 まず高校卒業後はコンピューターの専門学校に通い、工作機械のメーカーに入社しました。その後は韓国へ語学留学に行ったり、また別の仕事に就いたりして、26歳の時に紹介で友人の父が経営する東京のリフォーム会社に入社。しばらくして大宮支社に移り、退社した3年後に当社を起業したという流れですね。
鈴木 独立のきっかけは、なんだったのでしょう。
田島 子どもの頃から、「いずれは事業を興したい」と漠然と思っていました。直接のきっかけは、現在の妻と結婚するつもりだったからで、プロポーズの前に起業して、人生の形をしっかりつくっておきたかったんです(笑)。
鈴木 良い理由じゃないですか! そして計画通り、プロポーズは成功したわけですね。
田島 はい、独立して2年後に結婚しました。今では小学4年生から高校2年生まで、4人の子どもがいる大家族です。家族の存在は、私にとって仕事をするうえでの一番のモチベーションになっているんですよ。
鈴木 リフォームの仕事といえば、営業でも工事でも地道な努力が必要だというイメージがあります。その努力が継続できるのも、家族の存在があってこそなんですね。ところで、お客さんからはどのようなきっかけでリフォームを依頼されることが多いのでしょうか。