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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 埼玉県生まれ、千葉県育ち。中学生時代までサッカーに打ち込み、強豪高校への推薦入学の声もかかるほどの実力の持ち主であった。卒業後、知人の紹介を通じてプラント業界に入り、厳しい指導にも耐えて技術を習得。20歳の頃からは、現場責任者や、営業業務も執り行うようになった。その後、ようやく起業を果たしたのは34歳の時だった。【ホームページ
 
 
 
自動車や造船、土木や建築など、様々な分野で需要が高い鉄鋼。普段我々は製品しか目にしないが、鉄鉱石からの生産を行う製鉄所もある。そうした生産プラントにおいて、設備工事やメンテナンスなどを行っているのがARUMIKプラント株式会社だ。大型かつ特殊な現場が多いため作業には危険が伴うが、同社では安全性を最優先しつつ、プラントの稼働に支障を来さないよう、与えられた納期を確実に守ることに徹している。
 
 
 

プラント工事を中心とした広範な業務

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 まずは御社の事業内容から教えていただけますか。「アルミック」と付くからにはアルミ関係の仕事でしょうか?
 
木村 アルミ関係もありますが、ほとんどは鉄やステンレスを用いた内容です。ざっくり言えば、様々な技術を用いてプラントの設備をつくったり、メンテナンスをしたりする仕事ですね。
 
 プラントというのは、大型の工場設備のことですよね。
 
木村 はい。当社では、JFEスチールという鉄鋼製品の生産を行う大手メーカーから発注をいただくことが多く、原料となる鉄鉱石を運ぶコンベアーのメンテナンス、鉄鉱石の運搬中に生じる粉塵を集める集塵機の据え付け、ボイラーの天板修理など、鉄鋼製品の生産過程にある様々な設備に関わります。港に設置してある1400tものクレーンを移設する作業に携わったこともありました。
 
 1400t? ってどれくらいの重量か、検討もつきませんね。巨大ってことだけはわかるんですが(笑)。いずれにせよ、広範かつ特殊な工事が多いんだなぁ。