インタビュアー 宮地真緒（女優）
宮地 小野代表は虹輝というWeb関連の会社を立ち上げられていますが、そもそもIT業界に入ったきっかけは何だったんですか？
小野 私は昔、飲食店のマネジメントに携わっていまして、当時のお客様にIT会社の経営者様がいらっしゃって「うちの会社に来なさい」と誘われたんですよ。なので、実は全くITの知識がないまま業界に入ってきたんです。それでもその会社ではチームを一つ与えられ、メンバーたちのマネジメントを任されていました。
宮地 業界未経験でマネジメントを任されるというのは、よほど小野代表の管理能力を高く評価していたんでしょう。
小野 そう言っていただけると嬉しいですね。ただ、チームのメンバーに「ここはどうすればいいですか？」と専門的なことを聞かれても、知識がないので何とも答えようがなくて。働きやすい環境を整えてあげるだけではさすがに不十分と思い、IT系の本を200冊くらい読みあさりました。たぶん、大学受験の時より勉強したんじゃないかな（笑）。そうやって知識を重ねるにつれ、ECサイトでそれなりの実績を残せるようになっていきました。
宮地 自分に実力がついていくのを目に見える成果で実感できると、嬉しいですよね。
小野 そうなんですよね。それに、1つのプロジェクトを立ち上げて上手くいき、メンバーが見たことのないような笑顔を見せてくれたり、感動して泣いたりするのを見た時には、本当に達成感を覚えました。だから毎日かなり充実していましたが、その会社では区切りをつけさせていただいて、今年2014年の2月に独立した次第です。
宮地 現在はどんなお仕事をされているのか、ご紹介ください。
小野 15の地方自治体や、Jリーグ1部の某チームのWebコンサルティングを請け負っています。Jリーグのサイトは日本人だけではなくタイやイギリスといった海外の方も見ていて、タイからのアクセスは月間約3万PVもあるほどなんですよ。私はECサイトの経営で培った経験を基に、例えばどうすれば国内外の方たちにグッズをより多く購入してもらえるかなどを、詳細なデータ解析を元に提案しています。Webサイトは設計自体が非常に重要で、運用を始めてからも常に現状分析と改善が必要ですからね！
宮地 確かにそうだと思います。ちなみに小野社長ご自身も、少しユニークなサイトを立ち上げて運営されているそうですね。
