プロフィール 埼玉県出身。中学時代から野球一筋で、大学入学後は地元の少年野球チームの監督を務め、プロ野球選手も輩出した。息子がサッカーに夢中になったことをきっかけに自身もサッカー熱が芽生え、50歳からフットサルに熱中。審判免許も取得し、もっと多くの人にフットサルを楽しんでもらおうとレンタルコート「フットサル片柳」をオープンした。【ホームページ】
意識の高いスタッフと最高級の芝。完備されたシャワールームにレンタルサービス――。フットサル片柳では、誰もが気軽にフットサルを楽しめるようにとの配慮が、施設の隅々まで行き届いている。オーナーの尾島章氏は、自ら審判を務めたり、積極的に利用者とコミュニケーションを図ったりと、いわゆる「オーナー」という型にはまらない魅力的な人物だ。そんな尾島氏が、フットサル場運営に対する熱い想いを語る。
50歳から芽生えたサッカー熱
三浦 今日は埼玉県坂戸市のフットサル片柳さんにお邪魔しています。尾島オーナーは50歳からフットサルを始められたとうかがいました。きっかけは何だったんですか。
尾島 息子がサッカーが大好きなんですよ。それでいつの間にか私もサッカーやフットサルが好きになって、遂には審判の免許まで取りまして。私は中学から野球一筋だったので、最初はルールすら知らなかったんですけどね。
三浦 50歳から始めて、審判の免許まで!? もしかして、こちらのご自身のフットサル場でも審判をされているんですか?
尾島 もちろんです。夏場でも一日にだいたい16試合くらいは審判をします。3時間30分走りっぱなしなので、さすがに60手前になると体にこたえるようになりました(笑)。
三浦 審判って思ってる以上に大変なんですよね。すごいバイタリティだな。しかし、オーナーが審判もするフットサルコートって、かなり珍しいですね。
尾島 お客様にもよく驚かれます。それに、私はよくお客様とお話もするのですが、それも珍しいらしくて皆様びっくりされますね。
三浦 オーナーの顔が見えるコートは愛着が湧くと思います。利用者に支持されているのもわかる気がするな。