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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 台湾出身。ファッションの勉強をするため18歳で来日。その後、日本国籍を取得し、接客業などを中心に様々な経験を積む。その中で、来日してくる留学生や日本の物件購入を目指す台湾人らを支援するため、不動産業を興すことを決意。2009年に友人の李柏儒・LUKE LEE (ルーク)氏のアドバイスを受け、(株)ジョイライフを設立した。【ホームページ
 
 
 
日本の不動産を台湾のオーナーに仲介したり、台湾からの留学生に寮を紹介したり。日本と台湾の架け橋となる業務を展開しているのが株式会社ジョイライフだ。代表取締役の鈴木侑紗氏は18歳で来日後、日本の国籍を取得し、子育てとビジネスを両立させてきたという。「言葉も習慣も違う台湾人が安心して日本に居住したり、日本の不動産を買ったりできるよう細かな工夫をしている」 と語る、同社ならではのサポートとは?
 
 
 

18歳で来日して日本国籍を取得

 
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インタビュアー 三浦淳寛(サッカー元日本代表)
三浦 ジョイライフさんは、主に台湾のお客様に日本の不動産を仲介したり、台湾から来日する留学生に学生寮を紹介したりされているそうですね。実は、鈴木社長ご自身が台湾ご出身で、現在は日本国籍をお持ちと聞いています。
 
鈴木 そうなんです。18歳で日本に留学してきました。その後、結婚して主婦になったものの残念ながら離婚してしまい、シングルマザーとして働くことになりまして。それで、日本語学校で事務職をしている時、台湾から来た留学生の相談に乗り、様々な生活の問題を解決していたことが、今の仕事に結び付いたんです。それに、両親からのヒントもありました。
 
三浦 どんなヒントだったんですか。
 
鈴木 台湾にいる両親が投資用に日本の不動産物件を購入したんです。でも、言葉が通じなくて管理会社とスムーズにやり取りできないんですね。それで、何かというと私に電話して頼ってくる。その時に母が 「あなたが不動産会社をつくって管理してくれればいいじゃない」 なんて言うんですよ(笑)。それで、今隣に座っている友人の李柏儒に相談して、当社を起業したんです。当社では、一棟管理をしている物件が主で、入居者の7割が日本人の方、残りが台湾からの留学生、というケースの物件が多いですね。
 
三浦 お二人はそれぞれ仕事を分担しているとうかがいました。
 
鈴木 そうですね。私は主に不動産投資や仲介の仕事を。李は台湾からの留学生に寮を紹介し、身の回りのサポートなどもしています。
 
 実は、私が日本に来て最初に入った学生寮が、それは酷い環境だったんです。一つの部屋に2段ベッドを置いただけの6人部屋で、シャワーやトイレ、キッチンも一つしかありませんでした。掃除もろくにしてくれないのに家賃は7万円、あまりの酷さに我慢できず2ヶ月で解約しました。