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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

丁寧なハウスクリーニング
誠実対応で心も清々しく

 

家族からは応援、先輩からは初心を授かり

 
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ご子息お2人はエアコンクリーニングのエキスパートだ
宮地 息子さんお2人もCBRさんで働いておられると聞いていますが、松本社長が御社を起業されたのは、何がきっかけだったのですか?
 
松本 次男が自閉症と診断された時に、医師から 「将来、就職は難しい」 と告げられたのがきっかけでした。当時はまだ自閉症が世間に理解されていなくて、私はNHKの仕事をしていたんですが、妻と相談して、次男が働ける会社を自分たちでつくろうと決めたんです。
 
宮地 そんなご事情があったんですね。家族で生きていくための起業だったんだ・・・。感動します。
 
松本 私は今もずっと、「仕事は会社のためではなく、自分や家族のためにするもの」 と思っています。中堅のハウスクリーニング会社の加盟店になって最初の5年間は、NHKの仕事と掛け持ちだったので身体的に辛かったですが、妻の応援で踏ん張れました。
 
宮地 お父さんは家族のため、家族はお父さんの仕事のため、お互い支え合って頑張ってこられたんですね。家族の絆を感じます。素敵です。
 
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松本 妻には本当に感謝しています。私はこの業界に入るまで素人でしたから、仕事で覚えなければいけないことも多かったんです。たとえばエアコンでも、最近は自動掃除機能が付いて、清掃のための分解作業も難しくなっていますが、その手順を同業者の中でも比較的早くマスターできたのは、家族のサポートがあったから。息子2人はエアコンクリーニングのエキスパートになりました。おかげで現在はヤマダ電機さんの協力店に加えていただき、自動お掃除機能付きエアコンの清掃は特に信頼して任せていただいています。
 
宮地 どうせなら安心できる協力業者に頼みたい気持ち、わかるなぁ。ただ、技術だけじゃなくて、松本社長の仕事への熱意があればこそ信頼も得られたのだと思いますよ。
 
松本 そう言っていただけると嬉しいです。個人事業店ですから、当初は仕事をいただくのにも苦労しました。それでも、マンションの空き室クリーニングの依頼をなんとか頂戴して、「報酬がいくらだから、これだけの時間で終わせる作業にしよう」 などとは絶対に思わず、徹底的にやり抜くことで信頼を得てきました。後からお聞きすると、マンションやアパートのオーナー様から管理の不動産会社様に 「仕上がりが全然違うね。業者を替えたの?」 と何件も問い合わせがあったようで、当社を用いていただけるようになったんです。
 
宮地 地道な作業ほど、どうしても楽を選んじゃうものなのに、そうしなかったんですね。
 
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分解したパーツは整然と並べ、丹念にメンテナンス
松本 出発点が在宅クリーニングだったので、お客様に見られて恥ずかしくない仕事をする姿勢が自然に身に付いていたんでしょうね。それと、起業したての頃に教育係を務めてくださった、加盟店様の先輩方のおかげでもあるんです。その時に教わった 「お客様目線での仕事」 という考え方が、今も私の基礎になっています。
 
宮地 普段からの心がけが、もう体の一部みたいになっているんですね。それに、もしその先輩に出会わなかったら今の松本社長はなかったかもしれないと思うと、人との出会いのドラマも感じます。