竹居（和）　そうですね。特に安全用品の場合は、実際にお客様のところにうかがって作業環境を見せていただき、既知の問題点や予算などを踏まえながら、お客様のご要望に合ったものを紹介しています。たとえば、足場を長時間歩くような作業場では、軽くて滑りにくい安全靴を提案したり、腰が悪い方には軽量の安全帯をお薦めしたりするんですよ。

 

せんだ　安全に関わることですから、そこまでしていただけるとお客様も安心でしょうね！

 

竹居（和）　私たちには 「命を守る仕事をしている」 という自負があります。国内で販売できる大部分のヘルメットや安全帯、マスク、安全靴などの保護具は、法律などで定められた検定、試験を受けて一定の安全性を保っているので、ユーザーも正しい方法で着用、使用し、事業者もそれを管理、指導する義務を負っているんです。実は、その義務を怠った場合の罰則もあるんですよ。

 

せんだ　そうなんですか！　知らなかったな～。

 

竹居（和）　保護具は間違った使い方をすることで、命にかかわる事故につながります。だからメーカーや私たち販売者にも、正しい使用方法や製品情報を伝える責任があるんです。そこで私たちは、当社の強みでもある対面販売の利点を生かして、使用方法をより深く理解していただけるよう努めています。たとえば、インターネットや通販では伝わりにくい危険性の話や、展示会や勉強会で得た新鮮で有意な情報を、直接お客様にお話しさせていただくんです。時にはメーカーに講師をお願いして、お客様のところでセミナーを開くこともありますよ。