岡安 本日はECサイトの企画・運営を手がけるウォークスコミュニケーションズさんにお邪魔しています。まずは大竹幸信社長より事業内容をご紹介ください。
大竹 2005年の設立以来100店舗近いネットショップをプロデュースしてきた経験から、近年は自社のネットショップも立ち上げ、運営しています。商材をお持ちの事業主様と契約を結び、商品の受発注や出荷、問い合わせ対応といったフルフィルメントはお任せして、ショップの企画・運営をフルサポートさせていただくスタイルです。売上がなければ出店者様にも弊社にも1円も入りませんが、だからこそ全力で売りにいきますし、実力が試されるビジネスだというやり甲斐があります。
岡安 出店者と一心同体のパートナーなのですね。リーマンショック以降、EC業界は大きく伸びているようですが、追い風は感じますか?
大竹 業界自体は急成長していますが、現実にはまだ全体の9割方のネットショップが月商100万円すら上げられないのが現状です。だからこそ、当社がやるなら月商1000万以上の成功ラインに乗せたいですし、乗せることができる点が強みです。
岡安 その自信は、おそらくご自身の経験から来るものだと思います。早稲田大学在学中から起業されたそうですね。
大竹 入学してすぐ、知人に誘われてベンチャー企業で働いたのです。その時にデザインやDTPを学んだことがこの業界に入ったきっかけです。成人する頃にはフリーランスで仕事が来るようになり、クリエイターとしての経験を一通り積みました。その後、大学の友人が起業するのを見て自分にもできると確信し、最終的には親族に出資してもらって卒業とほぼ同時に起業しました。
ところが、数字のことが頭になかった。確実に失敗するパターンです(笑)。たとえば音楽制作をするつもりでレコーディングスタジオを作ったもののほとんど収益にならなかったりして、設立から2年で2500万もの借金を作ってしまいました。
ところが、数字のことが頭になかった。確実に失敗するパターンです(笑)。たとえば音楽制作をするつもりでレコーディングスタジオを作ったもののほとんど収益にならなかったりして、設立から2年で2500万もの借金を作ってしまいました。