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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

親しみやすい調剤薬局は
薬、安心、元気を提供する

患者を笑顔で迎える、高いサービスの薬局を目指して

 
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 また、調剤薬局には薬のチェック機構のほかに、医師に伝わらなかった「患者さんの意見を受け止める役目」があると、私は思います。医療は人の命に関わりますから、どんな些細なことでも患者さんが意見を言える場所が必要なんです。その役割を担うのが薬局ですから、当薬局ではスタッフが明るく対応して、誰もが気軽に話せる環境づくりを心掛けています。同時に、スタッフが元気に接することで、体調の悪い人を励ます力にもなるはずです。
そのためにも、スタッフである薬剤師や調剤事務さんたちが働きやすい環境をつくることにも配慮しています。求人の際はキャリアよりも、患者さんのために頑張る気持ちや新しいことを吸収できる柔軟性を重視しているんです。そういった環境のなかで成長してきたスタッフたちが、今、当薬局を支えてくれています。当薬局を訪れる患者さんには、明るくて親しみやすい雰囲気を感じてもらえるはずですよ。
 
大門 単純に薬を出すだけではないのが、患者さんにとってありがたいですよ。さきほど、4つの店舗を展開されていると伺いましたが、1店舗あたり何人くらいのスタッフがいらっしゃるのですか?
 
 店舗の規模はそれぞれ異なりますが、基本的には常時2~3名の薬剤師と、業務をサポートする1~2名の調剤事務さんたちがいます。場合によっては、私が各店舗のサポートに入ることがありますけど、そのとき、各店舗のスタッフとのコミュニケーションが大切だと痛感します。ですが、いずれは私が現場に入らなくても各店舗がスムーズに機能できるようにしたいと思っています。いつまでも私が現場に出ている状態では、経営者としては失格ですから。スタッフの成長を見つめながら、私自身もしっかりと成長をしていきたいですね。
 
大門 やはり薬剤師の間でもコミュニケーションが大切だと・・・。
 
 ええ。書類での業務や管理を行うのは当然ですが、一人ひとりの患者さんの体調などへの細やかな対応には、複数の薬剤師間での把握・対応が必要なこともありますので、コミュニケーションは大切です。私たち薬剤師が向き合うのは、処方箋という1枚の紙ではなく、患者さんなんですよ。
 
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大門 これからも、1人ひとりの患者さんと向き合う姿勢で歩んでいただきたいです。では最後に、原先生にとってお仕事の遣り甲斐とは?
 
 自分の力で、患者さんの健康回復のお手伝いができることです。患者さんから、「おかげさまで良くなったよ。ありがとう」と言われるのが嬉しくて、その瞬間は経営者であることを忘れてしまいますね(笑)。これかも、患者さんの喜びを増やしていきたいと思います。
ただ、患者さんが喜ぶためだけの調剤薬局では、単なる「町の薬局」に過ぎません。私が目指すのは、調剤を通じてより高いサービスが提供できるスタイルを持つ薬局です。これからも「この薬局に来て良かったな」と思っていただける――、体調の優れない方々に元気を分けてあげられる――そんな調剤薬局を目指して、スタッフと共に元気に努めていきたいですね。
 
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 ■ 事業内容 調剤薬局経営
 ■ 設立 2005年3月
 ■ URL アクア薬局本店