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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
インタビュー中、的場さんは何度も「感謝」という言葉を口にした。ファンや家族、仲間への強い感謝の気持ちは、仕事をしていく中で育まれたという。
 
 

30年で感謝の気持ちが増えた

 
僕はもともと演技の勉強をしていたわけじゃありません。だからこそ、死ぬほど稽古に打ち込んだり、自分が演じる役について死ぬほど考えたりしました。演技や役づくりなど、すべて我流で学んできたので、実は今でも“正しい道のり”がわかっていません。でも、今考えるとこのやり方が自分には合っていたんだと思います。
 
そういった仕事に対するスタンスは、デビュー当時から一切変わっていません。役づくりの際は今でも変わらず、とにかく集中して役のことばかり考えています。変わったことと言えば、感謝する機会や気持ちが増えたこと。ファンの方々や家族、仕事仲間など、多くの人に支えていただいているんだと気付いたんです。
 
若い頃は、「自分は芝居だけに集中していればいい」と思っていました。周りが見えていなかったというより、周りを見る余裕すらなかったんです。自分に与えられた役に全精力を注ぐことで精一杯でしたね。時が経つにつれて、だんだんと余裕ができて、周りを見れるようになっていきました。
 
例えば舞台に出演させていただくとなったとき、僕のことを応援して何度も劇場に足を運んでくださる方もいるんです。そうやって応援してくれる方々がいるから、この仕事を続けられているんだと実感します。それに、仕事で出会う人にも恵まれていますね。撮影で出会ったプロデューサーさんやお世話になった事務所の社長、マネージャーさんなど、本当に多くの方から刺激を受けて成長してきました。役者の先輩方からも、考え方や作品のつくり方を教えてもらいましたしね。そういった方々の応援や支えがあり、芸能生活30周年という節目を迎えられました。
 
 
的場さんは芸能生活30周年を迎えた他、昨年は結婚生活20周年を迎えている。子煩悩なイメージが強い的場さんに詳しく話を聞くと、「当たり前のことをやっているだけ」と語ってくれた。
 
 

父親が育児に参加するのは当たり前

 
子育てに積極的な男性のことを「イクメン」と言うことがありますが、僕は父親が育児に参加することは当たり前だと思うんですよ。だから、「やらなきゃいけない」という思いで取り組んだことはありません。
 
例えば、僕は掃除や洗濯が好きで普段から家事にも取り組んでいます。それは決して妻に強制されているわけではなく、子どもの世話をしながら家事をしている妻を見て、自然と手伝えることを探していたんです。そうしたら、妻がうまく褒めてくれるんですよ。褒めてくれたら嬉しいからまたやる。それを繰り返しているうちに、いつの間にか家事が楽しくなりました。
 
たまに「俺は掃除してやっている」と話している男性がいますが、「してやっている」という考え方はかっこ悪いですよね。だって、やるのが当たり前なんだから。だからと言って、世のお父さんたちが頑張っていないかと聞かれたら、決してそんなことはないと思います。
 
僕は、ディズニーランドでお父さんがパレードのために場所取りしながら寝ているのを見るのが好きなんですよ。前日は仕事で疲れているはずなのに、家族のために1人で場所取りをしているんです。すごくかっこいいですよね。「父親が家庭を顧みない」という話はよく聞きますが、実は、お父さんたちも頑張ってるんじゃないかな。
 
 
 
 
 

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