嶋　神奈川県茅ヶ崎市で障がい者グループホームを運営する、塞翁が馬合同会社の三好代表。三好代表はもともと福祉の業界でお仕事なさっていたのでしょうか？
 
三好　いえ、前職はまったくの異業種でして。福祉の仕事は副業として始めたものだったんですよ。でも、次第に障がい者の方と触れ合う機会が増え、理解が深まっていく中で、より一層、障がい者の方やそのご家族のお役に立ちたいという気持ちが強くなり今に至ります。
 
嶋　まったく異なる業界にいらしたとなると、福祉業界に本格的に取り組むと決めてからは、なかなか大変だったのでは。
 
三好　そうですね。ただ、もともと異業種から参入したからこそ、障がい者福祉の現場を俯瞰して見ることができました。それによって、障がい者の方やそのご家族が、本当はどのような場所で過ごしたいのかがわかるようになったんです。例えば、障がいを持つお子さんを育てておられる親御さんもお年を召してしまえば、当然ながら、いつまでもお子さんを養育できるわけではありません。そこで、障がい者の方が心から安心して暮らせる場所として、弊社が運営するようなグループホームがその受け皿となっているんですよ。
 
嶋　なるほど。確かに、障がい者の方が不自由なく過ごせる場所があれば、親御さんも安心できますよね。御社で運営するグループホームについても、ぜひ詳しくお聞かせください。