鶴久　新車・中古車の販売から買い取り、整備、修理まで自動車のことなら何でもお任せできるKCS works（ケーシーエスワークス）さん。横山代表の歩みから教えてください。
 
横山　私は専門学校で自動車整備を学び、在学中から大手カー用品店でアルバイトをしていました。卒業後は国内自動車メーカーのディーラーに就職し、約11年勤め、20代の頃から検査員や工場長の役職に就かせていただき、多岐にわたる業務を経験しました。その後、さまざまなメーカー、車種を取り扱う専業店へ約5年勤め、2020年に独立しました。
 
鶴久　整備から販売まで熟知しているとは大きな強みですね。独立された経緯は？
 
横山　20代前半頃からいつか自分でやってみたいと思っていたものの、具体的には考えていませんでした。その頃は業務をこなすこと、実績をあげることも必要でなかなかユーザーファーストの動きが取れなかったんです。20代後半の頃には業界の良くない体質や体制なども見えてきていて、自分が本当にやりたいことを考えるようになりました。そのような経緯で自由に仕事ができる環境へ転職し、さらにしがらみのない立場でお客様に嘘のない自分なりのサービスを提供したいと思い、独立を決意しました。
 
鶴久　車の買い替えや修理のメリットやデメリットを正直にお話ししてくださるのですね。
 
横山　はい。どんなお客様も車を購入するときは「大事に乗ろう」と思うもの。しかし、そのときの熱量のまま、長く維持管理できる方は少ないと思っています。ですから、メンテナンスや修理の内容、必要性などを相談しながらお客様に見合ったサービスを提供できるよう心がけています。車を使う日常生活や維持管理にかかるコストで、お客様が損をしない形が理想だと思っています。
 
鶴久　お客さんから信頼を得るには、日々の勉強も欠かせないでしょうね。