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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鍼灸で免疫力を高め 健康寿命を延ばす!
たちばな鍼灸院 代表 三宅雅人

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 今年2023年4月、兵庫県加古川市に開業した、たちばな鍼灸院さんにおじゃましています。アクセスは尾上の松駅から徒歩7分。三宅院長は柔道整復師と鍼灸師の資格をお持ちだそうですね。私が最初に感動したのは、一軒家を丸ごと借り切った和の空間です。
 
三宅 ありがとうございます。当院には個室の診療室を3部屋設けていまして、待合室も広々とっておりますので、リラックスしてお過ごしいただけると思います。
 
濱中 この贅沢な院内で、三宅院長はどのような施術をされているのでしょうか。
 
三宅 鍼灸にも、西洋医学的なアプローチと東洋医学的なアプローチがあり、私は東洋医学で施術しています。脈や舌、体表などから総合的に全身状態を判断し、病の根本原因を見極めます。ですから、「肩が痛い」という場合でも、鍼を刺すのは足の先ということもあります。
 
濱中 痛みを感じる箇所に鍼を刺さない場合もあるんですか? それは、どういった考え方なのでしょう?
 
三宅 肩が痛い原因が血行不良であった場合、多くは肩だけでなく全身的に血流が滞りやすくなっています。であるならば全身の血行を良くすることで、肩こりにならないようにするのです。つまり全身調整です。肩こりで来院された方が、全身が整ったことにより「不眠や便秘もなくなった」というのはよくあることです。
 
濱中 肩こりを改善し、また再発を防ぐために全身を整えるというわけですね。
 
三宅 その通りです。また当院では小児はりにも力を入れています。今日は濱中さんに小児はりを体験していただきたいのですが、右手を出していただけますか。
 
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濱中さんも小児はりを体験!
濱中 もちろん喜んで――これは驚きました。爪楊枝のような鍼で、刺すのではなく、なでるのですね。普通の鍼もまったく痛みはありませんが、小児はりは更に優しくて気持ちいいですよ。これはどういった治療なのですか?
 
三宅 大人も疲れていると肌の状態が悪くなりますね。子どもは更に顕著で、心身の状態が皮膚に出ます。逆に言うと、皮膚を整えればココロと身体が治っていくということです。皮膚に出ているわずかな反応をとらえ、整えることで、アトピーや便秘、夜泣きや喘息など、あらゆる病、また近年騒がれている、いわゆる発達障害にも効果があると考えられています。