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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

個々の事情に配慮できる 柔軟な介護サービスを
合同会社こはく 代表社員 近藤加代子

 
プロフィール 東京都出身。4人の子どもを育てながら2004年にヘルパー2級の資格を取得し、介護職に従事。その後、介護福祉士、介護支援専門員と次々に資格を取得し、18年の会社生活の中で、訪問介護・訪問入浴管理者として12年、介護支援専門員管理者として6年の経験を積んだ。母親を看取った自身の経験から地域密着型の通所介護事業の必要性を実感し、3人の仲間と(同)こはくを立ち上げ、地域に貢献している。【ホームページ
 
 
 
自身の介護経験やケアマネジャーとしての仕事経験を通じて、個別ケアの重要性に気付いた合同会社こはくの代表社員、近藤加代子氏。介護を必要としている人とその家族によって、ニーズはさまざまである。しかし、個々の事情に細やかに配慮できる介護事業所は、なかなかないのが現状だ。近藤代表が頼れる仲間と一緒に目指すのは、利用者と家族の悩みにとことん寄り添える、言わば“オーダーメイド型”の介護だ。
 
 
 

親の介護を機に、地域密着型の介護事業へ

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 本日は、地域密着型の通所介護事業、つまりデイサービスを提供しておられる、合同会社こはくさんにお邪魔しています。利用者さんの笑い声が絶えず聞こえてきて、とても活気のあるところですね。アットホームで明るい雰囲気を感じますよ。こちらは、近藤代表のご自宅ですか?
 
近藤 はい。私自身、母を介護した経験があって、母を看取ったのもこの場所だったんです。その介護経験を活かして事業を立ち上げようとしたとき、思い入れのあるこの場所で利用者さんをお迎えしたいと考えました。また、利用者の皆様にできるだけ寛いでいただくためにも、個人宅の形態がぴったりではないかと思ったんです。
 
宮地 いかにも施設という雰囲気だと、利用する側も構えてしまいますもんね。こはくさんは気軽に足を運べる、近所のおうちのような雰囲気をお持ちです。
 
近藤 ありがとうございます。利用者様に、誰かのおうちに遊びに来ているような感覚で、リラックスして過ごしていただけたら嬉しいですね。