競売で自宅を失いそうな人を救済

インタビュアー タージン(タレント)
松田 弊社は戸建住宅・マンション・店舗・事業用地など、さまざまな物件の売買仲介や投資コンサルティングを手がける不動産会社です。また、私は競売で自宅やビルを失いそうな方を救済する活動も2006年頃から展開しており、2018年には一般社団法人競売救済支援機構の理事を務めながら無料相談もお引き受けしています。
タージン 競売と聞くと穏やかではありません。直面する方にとっては切実な問題ですよね。ぜひ、松田社長のお取り組みを詳しくお聞きしたいのです。
松田 失業や病気など、さまざまな理由でローンの返済ができなくなった物件を売却する場合、一般的には裁判所の手続きを経た「競売」が思い浮かびますよね。しかし、競売には売却先の決定まで1年以上かかることが多く、その間のローンの利息も払わなければならない、売却価格や売却先を選べないなど、たくさんのデメリットがあるんです。
タージン 競売だと、購入する方にとっても面倒なことがありそうですね。
松田 タージンさんのおっしゃる通りです。物件の内覧ができない、銀行の融資が受けにくい、立ち退き交渉が難しいなど、競売は売る側にも買う側にも多くのリスクがあります。そのために売却価格が低く抑えられてしまうんですよ。