
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
生川(慶) 私は24歳で産業廃棄物処理会社に就職し、家庭ごみや産業廃棄物の処理に加え遺品整理や生前整理でも経験を積んできました。そして10年後の2019年に弊社を創業したんです。現在は、5名のスタッフと共に関西全域で事業を展開しています。
畑山 遺品整理や生前整理は、どのようなお客様からのご相談が多いのでしょうか。
生川(慶) お亡くなりになった方のご遺族から「部屋や遺品を整理したいが、どうすればいいのかわからない」というお問い合わせが多いですね。別の場所で暮らしている場合はもちろん、同居しているケースでも、仕事が忙しくて故人様の部屋を片付ける時間がつくれないとお悩みの方が大勢いらっしゃるんです。
畑山 そのようなお問い合わせに、御社はどのように対応してくださるのですか?

畑山 女性だけのお宅にうかがうときや、男性に見られたくない遺品を整理するときは、女性スタッフが作業してくださると安心感が違いますね。そのほか、お客様と接する際に心がけていることがあればお聞かせください。
生川(慶) 私たちの仕事で重要なのは、アルバムやアクセサリーなど、お客様の思い出の品を探し出すことです。どこにどのような品物があるのかをお聞きしたり、形見分けするものと処分するものを決めるためにお話をうかがったりするだけでも、ご遺族やご本人の気持ちがすっきりすることがあるんですよ。ですから私たちは時間をかけてご相談に乗り、お客様に肩の荷を下ろしていただくことを大切にしています。