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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

職人の嗅覚とVシートで
水トラブルを1日で解決

 

300万円でも困難な止水を“嗅覚”で対処

 
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運営するレトロフィッシュカフェ
矢部 最近は止水工事にも注力されているそうですね。
 
斎藤(達) 特に飲食店からのニーズが高まっているんです。新型コロナウイルスによる営業自粛が明けて、久しぶりに厨房を開けたときにトラブルが発生していたという事例が多いんですよ。
 
矢部 私も家族が飲食店を経営しているので、水トラブルの厄介さは身に沁みています。だからこそ短期間で施工していただけるありがたさもわかるんですよ。
 
斎藤(貴) 商業施設にテナント入居している飲食店だと、他のお店に被害を及ぼしてしまう危険性もありますからね。例えば真下に高級ブティックがある状態で漏水が起きると大惨事になってしまいます。
 
斎藤(達) 以前、レンガで有名な横浜の商業施設でも実際にそんな事例があったんですよ。
 
矢部 あの有名な施設ですか! 建物も古いですし、そうなると原因となる箇所を探すのも難しそうですね。
 
斎藤(貴) その通りで、歴史のある建築物には設計図が残っていないこともありますからね。あと、一ヶ所を直しても、もぐらたたきのように別の場所から漏れ出すケースも珍しくありません。止水工事がなかなか一度で終わらないのはそのためなんです。
 
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斎藤(達) 以前弊社で手がけた名古屋の飲食テナントビルがまさにその例です。最上階の3階で漏れた水が地下まで浸透していましてね。300万円を費やした工事でも直らなかったところ、弊社が1日で止水しましたよ。
 
矢部 迅速で、しかもその精度の高さは、感動ものですよ! その高い技術のわけが気になりますね。
 
斎藤(達) やはり、長年の経験でしょうか。あとは職人の“嗅覚”ですね。漏れている水を嗅いで、「これは厨房の水だな」や「雨水だね」と原因箇所の見当を絞ることができるんです。
 
矢部 臭いを嗅いで探っていくとは、まさに職人技ですね! さすがだなぁと、心から尊敬します。駆け込み寺として県外から頼りにされるのも納得ですよ。