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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

炭素の応用開発で半世紀
未来へと続く挑戦!

 

酵素でウイルスを無力化するフィルタを開発

 
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タージン 固定観念にとらわれず、炭素の可能性を追求されている大木工藝さんですから、独自に開発された製品、技術も多いでしょう。特許数も相当な件数になっているのでは?
 
大木 そうですね、190件くらいにはなっているんじゃないかな(笑)。
 
タージン そりゃすごい! その中で、今一番注目されているものをぜひ教えてください。
 
大木 2020年5月現在、やはり新型コロナウイルスが流行していることもあって、PCT国際特許申請中の「アンチウイルス Virus酵素フィルタⅡ」が注目されています。銀イオン封入球状活性炭フィルタと天然酵素フィルタをセットにして、マスクと口の間に挟んで使用するものです。球状活性炭フィルタには銀をイオン化して含浸しておりO-157などの一般雑菌の抗菌や花粉、においを吸着し、天然酵素フィルタがウイルスを無力化します。
 
タージン ウイルスを無力化とは、いったいどんな仕組みになっているんですか?
 
大木 ウイルスは、エンベロープというたんぱく被膜で自分の体を守っています。天然酵素は、その皮膜を溶かす溶解作用があるため、それでウイルスを無力化、つまり死滅するという仕組みです。
 
タージン 酵素の特性をうまく活かした優れものなんですね。それに天然酵素という点も、自然由来のもので小さな子どもやお年寄りでも安心して口に装着できそうですね。これは今後も需要が伸びていくんじゃないかな。
 
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大木 同感です。フィルタとして、マスク以外でも活用できると考えています。今まさに換気扇やエアコン、掃除機に至るまで、さまざまなフィルタに使用する商品を世界に広めるためにつくっています。
 
タージン 楽しみです。フィルタのほかにも、現在、大木社長が期待を寄せる自社の技術はどのようなものがありますか?
 
大木 廃棄プラスチックの炭化ですね。プラスチックを炭化すると全体の2割が自然物である炭素になり、残りの8割もCO2を排出することなく消滅します。現在、京都大学を筆頭に国内トップクラスの研究者が廃棄プラスチック問題の解決に挑んでおり、その一つの方法として、私たちの炭化技術も注目されているんですよ。
 
タージン 炭には水質や土壌をきれいにする効果もあると聞きます。つまり、プラスチックを炭化して処理することは、環境汚染を防ぐだけでなく、浄化にもつながりますね。世界の未来のために、ぜひとも広まってほしい技術です!
 
 
 
 

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