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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

廃材の整理整頓を徹底! きれいな現場で内装解体
株式会社明成興業 代表取締役 成瀬忠明

 
プロフィール 千葉県出身。高校卒業後、金物工事の職人として6年間勤務。OA機器のリース会社に転職し、営業職として実績を積んだ。その後、飲食店を経て、28歳の時に内装解体工事の会社に入社する。職長を務めるなど14年間の経験を積み、2016年に個人事業主として独立。2019年に法人化し、(株)明成興業を設立した。作業現場の整理や清掃、廃材の分別に努めるなど、気配りのある作業で好評を得ている。【ホームページ
 
 
 
建物の内装解体を手がける株式会社明成興業。代表取締役の成瀬忠明氏は28歳で内装解体の会社に就職し、職長を務めるなど14年間の経験と実績を積んできた。自身を慕ってくれる若い職人のため、福利厚生など安定して働ける環境を整備するべく法人化するなど、男気にもあふれている。整理や分別を徹底しきれいな現場を維持することに努め、後進の育成にも力を注ぐ成瀬社長に、内装解体工事の魅力や目標をうかがった。
 
 
 

一緒に働く若い職人のため法人化を決意

 
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インタビュアー 山本隆弘(元バレーボール選手)
山本 東京都江戸川区を拠点に、関東一円で内装解体工事・改修工事・斫り工事を手がける株式会社明成興業さん。さっそく、成瀬社長が起業するまでの歩みを教えてください。
 
成瀬 高校卒業後に建設業界に進み、建物に手すりや階段、屋根などを取り付ける金物工事を6年ほど経験したんです。その後、営業職としてOA機器のリース会社に転職しました。営業成績は上げたものの、ほかの職業での可能性も探したいという思いから再度の転職を決意し、飲食店での勤務を経て、28歳の時に内装解体工事の会社に入社したんです。
 
山本 異業種でのさまざまな経験を積んで、再び建設業界に戻られたわけですね。その後はどうなさったんでしょう?
 
成瀬 私が入社したのは、スタッフがみんな若くて、活気にあふれた雰囲気の良い会社でした。そこで本腰を入れて内装解体を学んだ私は、やがて職長として現場を管理するポジションになったんです。入社以来、14年間もお世話になりました。やがて、それまで経験や実績を積んできた自らの力を試したいと考え、個人事業主として独立したんです。その後、私と一緒に働きたいと言ってくれる若い職人が現れたんですよ。そこで、彼らのために福利厚生を充実させるなど、安定して働ける環境を整えるべく、また、お取引先からの信頼も高めるために、2019年9月に弊社を設立しました。