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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

条件に適した物件を紹介 貸店舗専門の不動産会社
あから株式会社 代表取締役 大石克己

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 東京都目黒区で不動産賃貸事業を営む、あから株式会社さん。御社では貸店舗や貸事務所の仲介を専門的に行っているとお聞きしました。住宅ではなく、店舗や事務所に特化しているのはどうしてなのか気になりますね。
 
大石 何と言っても、店舗の場合は業種ごとのニーズが明確なのと、一度成約できれば繰り返し物件探しをご依頼いただけます。というのも、賃貸マンションや賃貸住宅の場合、居住者ごとの個性によりさまざまなニーズがあり、近年はご自宅でじっくりインターネットで探される人が増えてきました。そのため住宅の賃貸は契約の数をこなすだけになり、一度成約すると仲介業者としての役割は終わってしまいます。そこで私は、お客様からその店舗に必要な条件を丁寧におうかがいし、最適な物件をご提案することを心がけています。
 
 なるほど。飲食店なら繁華街、事務所ならオフィス街というように、適した条件と物件をマッチさせやすいんですね。それでは、大石社長が不動産業を行うきっかけはなんだったんでしょうか?
 
大石 きっかけはズバリ、前職をリストラされたことでした。もともと、私は半導体メーカーでエンジニアをしていました。しかし、50代半ばに突然解雇を告げられたんです。リストラにならなければ定年まで働いていたかと思います。でも、動けなくなるまでに10年から15年はある。そこでいろいろと考えをめぐらせた結果、妻の母の賃貸マンションの運営を手伝っていたこともあり、「よし、これだ!」と不動産での起業を思い立ちました。自分で事業を行えば定年もないですからね。そういう意味ではちょうど良いタイミングで解雇されたと前向きに思っています。
 
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 いつ自分がリストラされるかわからない点ではサッカーも同じですね。プロスポーツは勝負の世界ですから、実力が出せないまま、いきなり解雇される選手も少なくありません。それから第二の人生をどう生きるか、なかなか判断できない人も大勢いますよ。
 
大石 そうですね。最初はエンジニアとしての再就職も考えました。しかし、日本での再就職状況は良くなく、なかなか就職先も決まりません。しばらく仕事をしていないと気分も滅入ってきて、オフも楽しめなくなってきました。そこで私は「仕事をするからこそ、オフが楽しめるんだ」と気付いたんです。そして、あと10年、15年あれば新人として始めたとしても一仕事ができると思い、エンジニアとしての再就職をきっぱりあきらめ、一から経験を積むことになる不動産会社に入社を決めました。