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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

個性を尊重し個の幸せを
追求する社会福祉施設

 

障害者は健常者より手助けを必要とするだけ

 
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杉田 個人として尊重するという考えが世の中に浸透すれば、社会も明るくなりそうです。でも、それには信頼に基づいた人間関係の構築が必要ですよね。そして、人間関係は多くの人が抱える悩みでもあります。
 
内山 私たちも、簡単に築けるものだとは思っていません。友愛学園を利用する方の中にも、最初に来たときはなかなかご飯に手を付けてくれなかった方もいます。また、ご両親も後ろめたさを感じてしまうのか、落ち込んでいる方が少なくありません。でも、それは入所施設がどんな場所なのか知らないがゆえの不安からなんですよ。私は友愛学園を、「生まれてきてよかった」とたくさん感じられる場所にしたいと考えています。
 
杉田 「生まれてきてよかった」って素敵! その思いを知ってもらうことが信頼につながるんですね。
 
内山 もちろん私たちも、全力で相手を理解しなければいけません。言葉で気持ちを伝えられない人についても、なぜそんな行動をとるのか、いろいろな可能性を考えながらアクションを起こし続けます。すると、あるときピタリとハマる瞬間があるんです。
 
杉田 わぁ! その瞬間ってとても達成感がありそう!
 
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内山 ずっと一人でトイレに行けなかった子が、ある日を境に行けるようになるとかね。そういう変化をダイレクトに感じられる、やりがいの多い仕事ですよ。そうして私たちも「こうすれば良かったんだ!」と、次へつながる引き出しを一つ増やすわけです。
 
杉田 支援する職員さんたちも、一緒に成長していくわけですね。
 
内山 はい。健常者も障害者も、一人で何でもできる人なんていません。ただ、障害者のほうが、健常者より多くの手助けを必要とするだけで、同じ“個人”なんです。だから支援活動に限らず、友愛学園の運営全般においても、利用する人やそのご家族、職員やそのご家族を区別することなく、みんなが幸せになれるようにしたいと考えています。
 
杉田 固有名詞を持った一人ひとりのためにあるお仕事なんですね。自分の成長や仕事の成果が、関わる他の方々への幸せへと波及するってなんて素晴らしいんでしょう。
 
内山 ええ、目の前の人だけでなく、多くの幸せを生む仕事です。だからこそやりがいも大きく、誇り高い仕事なんですよ。
 
 
 
 

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